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テニス肘(上腕骨外側上顆炎) (担当 山田)
肘には指の関節と手首を動かす筋肉が付着しており、指、手首を動かすことにより 肘の外側と内側の骨の部分に負荷が加わります。
(1) (2)

特に、(2)の写真のように、赤で囲まれた部分の筋肉は手首を反らした時に働く筋肉で、肘の外側に負荷がかかります。この動作がくり返し行われると(1)で赤く囲った肘の外側に炎症が起き痛くなります。これを「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」といい使い過ぎで起こる疾患で、特に、テニスをする人に多く見られるため『テニス肘』とも言われています。

多くは筋肉や腱に起こる損傷ですが、骨損傷も見られることもあります。
肘の周囲の筋肉や腱、靭帯・骨の劣化が要因として考えられ、テニスをする人に限らず、手首を反るような動きを繰り返し行う作業をする機会が多い方に見られます。特に、30~40歳代の方に起きやすいといわれています。

<対処法>
予防・対処法は、周辺筋のマッサージ・ストレッチをすることで、痛みの緩和・治癒に繋がります。痛みが強い時(炎症期)は氷水などでアイシング(冷却)し、テーピングや手首の固定を行い、痛みの出ている部位の安静を第一に図ります。
痛みは必ずとれますので、重いものをなるべく持たないようにすること、手首・肘をあまり使い過ぎないように注意することも必要です。

テーピング その(1)
<痛みの出ている筋肉をサポートするテーピング>
(1)の写真のように手首を動かす(手首をそらす方向に力を入れると)と、同写真の赤く囲った部位に痛みが出るので、

(1) (2)

(2)の写真の部分の筋肉をサポートするテーピングを行います。

(3) (3)の写真のテーピングをすることで、テープが筋肉をサポートしてくれるので、筋肉自体の負担が減ります。スポーツを する方や、日常で手首を動かさざるを得ない方に有効です。

テーピング その(2)
<痛みの出ている部分の負担を減らすテーピング>
痛みが出る仕組み

上記の図のように、手首を反らしたり、反対に曲げたりすると、肘の骨に付着している筋肉が赤い矢印方向に伸びたり縮んだりします。力強く手首を反らす力が強ければ強いほど負荷が強くなり、筋肉に対しての負担が大きくなる為、筋肉が耐え切れなくなった時に痛みとして現れます。


そこで、痛みを軽減するために

上記の図のように、肘に近い部位にテーピングで筋肉を圧迫することで、負荷が限りなく肘の方にかからないようにします。

伸縮性のないテーピングで筋肉を圧迫する 伸縮性のあるテーピングで左写真のテーピングがはがれないように軽く一周覆う


<繰り返し使われる筋肉を緩めるためのストレッチ>
(1)

手の甲を床にべったりと
つけるようなイメージ
(2)

手の平を床にべったりと
つけるようなイメージ

(1)・(2)ともに、赤く囲った部分の筋肉が伸びている感じがあればOK。
あまり強く伸ばさず、気持ちよいくらいに伸ばします。
スポーツをする方は、運動前後に。よく手首をくり返し使う方は時間の空いた時などにストレッチを行うことで、筋肉への負担がかなり軽減できます。

このような症状でお困りの方は、痛みを我慢したり、無理して自己流の治療をしたりせずに、マッサージ、テーピング、ストレッチなどスタッフまでお気軽にご相談ください。

誤った対処法などによっては、痛みが長引く可能性がありますので適切にアドバイスをさせていただきます。
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